大腸カメラ雑感
大腸内視鏡検査の前日深夜に散歩をした。明日は朝8時に起きなければいけないけど、なんとなく外に出て歩いたほうがいい気がした。
遠くに見渡したゴルフの打ちっぱなしの防球ネットは、近くで見ると大きい。巨大な緑のネットを支える柱は、遠くから見ると1本ずつ立っているように見えるが、これを近くで見ると実は3本が1セットとなっていて、それら3本が互いを補完しあうように1本の支柱として成り立っていた。三本の矢の話を思い出した。ぼーっと夜道で柱を見上げていたら、ゴルフ場の照明が落ちた。思わずリアクションを取ってしまうほどに意表をつかれた。見世物じゃないぞと、そんな静かな声が聞こえた午前0時。
検査を受ける。それに対しての特段の不安とかは特にない。何度も言うけれども、検査当日は朝8時に起きなければいけない不安の方が大きい。検査自体は2年前に受けて以来の、2回目。どうやら大腸内視鏡検査というのは40代以降の検査が推奨されているようだけど、30代にして2回の検査を受けれたということは、これからの人生の不安が一つ先に減らせたお得感はある。
はじめてカメラをやったのは2018年の10月だったと思う。これは直腸カメラ。その次が2023年の11月。2018→2023→2025と推移してきた。IQテストで出題されるようなパターンを類推する問題にも見えてくる。間隔が5から2に縮まったということは、次のカメラは1年後だろうか。これは順調に体が劣化・老化してきているということなのだろうか。
検査の結果については全く楽観視していない。疑いがあるわけだから検査を受けるわけだし、「何もありませんように」とも思わない。むしろ見つかってもらって、適切な処置をしてもらったほうが、結果としてプラスだとすら思う。気だるさや、中途半端に体調の悪いこれまでの延長線上に身を委ねたくない。多少の犠牲はやむを得ない。ただ、重い病気だったらなとは想像する。受け入れる覚悟くらいしか持つことは出来ないけれど、明日の景色が様変わりしてしまったら、一体なにをこの世に残せるだろうか。雨降りの新青梅街道、つい口を開けて電灯を眺めてしまった。

というわけで、相変わらず、中途半端な体調の悪さは継続している次第です。
完治しない体の違和感と、暫くはヨロシクやっていくしかなさそうです。
やっていきましょう。
※追記
大腸検査の結果は、「何も問題なし」とのことでした。なんでやねん。






